OVERVIEW
本公演とは違う、ちょっと危ないアイディア、趣味性の高い表現、実験的なトライをどんどん行なう場として、弦巻楽団の若手劇団員が自主的に立ち上げた企画。2009年の#1『こんにちは、母さん』から15年の時を経て復活。今回は、持続可能な演劇との向き合い方と、劇団員としての創作方法を再考すべく、演出家不在の稽古を重ね3ヶ月間にわたる稽古場公演を実施。
演目は、弦巻啓太が若手演出家コンクール2014で最優秀賞を受賞した作品『四月になれば彼女は彼は』。
劇団の稽古場で、男と女、二人の役者が稽古をしている。脚本は岸田國士の『紙風船』。二人は次回公演のキャスティングオーディションを兼ねた「試演会」で、その戯曲を上演しようとしている。
戯曲を読む。声に出す。相手に向かう。試行錯誤しながら稽古を繰り返す二人。
やがて稽古する二人の姿に、別の人間が重なってくる。それは『紙風船』の夫か、妻か。それとも。
「演じる」とは何か。「台詞」に滲み出てくるものは、自分の人生か、役の人生か——。
出演
相馬日奈
阿部邦彦
佐久間泉真
柳田裕美
イノッチ
※二人芝居。組み合わせは回によって変わります。
日程
2024年1月14日(日)〜3月31日(日)
全18ステージ
会場
あけぼのアート&コミュニティセンター 8号室
スタッフ
脚本:弦巻啓太
制作:佐久間泉真
主催:一般社団法人劇団弦巻楽団