#33『ワンダー☆ランド』(2019年)

OVERVIEW

一つの架空の町を舞台にした(かなり登場人物の多い)群像劇。笑える場面や、胸が詰まる場面が次々と押し寄せ、信じがたい、奇跡のようなクライマックスに舞台と客席を導く。ヒステリックエンド最終公演用に書いた、本人曰く「全てを注ぎ込んだ」「最高傑作」を、札幌演劇シーズン2019-夏で再演。

作品について

僕たちの国は戦争をしている。

恒例のミドリガメ祭りが迫るミドリガメ市入江町。しかも今年は地元から、日本初の有人ロケットも同日程で発射される。

町民たちのある者は期待に胸を震わせ、ある者はそれとは関係なく人生の危機に瀕し足を震わせていた。お祭りで上演するお芝居作りに励む商店会一同。深刻な病気に侵された物理教師。恋人が拉致されたバンドマン。夜逃げに失敗した電気屋。愛する妻に出て行かれた葬儀屋。禁断の恋に悩む倫理教師。宝くじの当たったラーメン屋。会社につまはじきにされたテレビリポーター。人生を説く哲学者。「世界の終わり」と名乗る謎の人物…そして恋が走り出した少年たち!

ある人間の行動が、同じ町で暮らす誰かの人生を動かしていく…小さな波はやがて、町を、この国を、世界を揺るがす大事件に!!!

登場人物(50名以上!)が入り乱れ、よくないことは更によくないことに…。ドミノ倒しを越えた積み木崩し!畳み掛ける人生のクライマックス!彼らに訪れるのは奇跡か、はたまた世界の終わりか…?!

公演概要

出演

佐久間泉真
深浦佑太(ディリバレー・ダイバーズ) 
村上義典 
遠藤洋平 
池江蘭 
塚本奈緒美 
塩谷舞 
成田愛花(劇団ひまわり/あづき398) 
井上嵩之(劇団・木製ボイジャ−14号) 
田村嘉規(演劇公社ライトマン) 

木村愛香音
島田彩華
相馬日奈

伊能武生 
岩波岳洋 
斉藤法華 
鈴山あおい(Studio MAZUL)
高橋友紀子 
柳田裕美 
吉井裕香 

長流3平(3ペェ団新☆さっぽろ) 
温水元(満天飯店)

大槻紘照(劇団ひまわり)

日程

2019年8月10日(土)~17日(土)
全10ステージ

会場

生活支援型文化施設コンカリーニョ(札幌演劇シーズン2019-夏 参加作品)

スタッフ

作・演出:弦巻啓太
照明:高橋正和  
音響:山口愛由美    
舞台美術:高村由紀子  
宣伝美術:勝山修平(彗星マジック)  
制作:弦巻楽団、久慈優花
制作協力:弦巻楽団演劇研究講座受講生一同、エヌチケ
主催:札幌演劇シーズン実行委員会、演劇創造都市札幌プロジェクト、北海道演劇財団、コンカリーニョ、BLOCH、札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)、北海道立道民活動センター(道民活動振興センター)、北海道文化財団、札幌市

舞台写真