#24 1/2『四月になれば彼女は彼は』(2016年)

OVERVIEW

若手演出家コンクール2014最優秀賞受賞作品を掲げて、韓国・ソウルを含めた5都市ツアー公演。「演劇とは何か」という大きな問いを自分自身に投げかけるように作り上げた本作は、多くの劇場で同じ問いを投げかけることになる。

作品について

劇団の稽古場で、男と女、二人の役者が稽古をしている。
脚本は岸田國士の『紙風船』。二人は次回公演のキャスティングオーディションを兼ねた「試演会」で、その戯曲を上演しようとしている。

戯曲を読む。声に出す。相手に向かう。試行錯誤しながら稽古を繰り返す二人。
やがて稽古する二人の姿に、別の人間が重なってくる。それは『紙風船』の夫か、妻か。それとも。

「演じる」とは何か。「台詞」に滲み出てくるものは、自分の人生か、役の人生か——。

公演概要

出演

深浦佑太  
深津尚未

日程・会場

韓国・ソウル公演
2016年5月5日(木)〜8日(日)
オルダ劇場(主催:ソウル演劇協会、一般社団法人日本演出者協会。日韓演劇作品交流プロジェクト “演劇でつながろう” ソウル演劇祭 参加)

三重公演
2016年5月21日(土)〜22日(日)
津あけぼの座 

京都公演
2016年5月24日(火)〜25日(水)
KAIKA imported to KAIKA

東京公演
2016年6月22日(水)〜23日(木)
十色庵

北九州公演
2016年6月25日(土)〜26日(日)
枝光本町商店街アイアンシアター

スタッフ

作・演出:弦巻啓太
制作:小室明子
宣伝美術:本間いずみ(Double Fountain)

舞台写真