#30『歌は自由を目指す』(2018年)

OVERVIEW

6人の役者が様々な登場人物を演じ、即興演奏のように移り変わる物語を紡いでいく。弦巻楽団が初めて取り組む、一風変わった「ホームドラマ」。札幌公演のほか、三重でも上演し、好評を博した。

作品について

小さな国の小さな町。家業を継いだ弟の元に、歌手を目指して家を飛び出した兄が帰って来た。家族がめちゃくちゃになったことを知らない兄の様々な国をまたぐ武勇伝に、末の妹は夢中になっている。お土産は詩の書かれた一枚の紙。兄の話はどんどん飛躍していく。まるで兄の歌のように。弟は、どうせ作り話だと思って話半分に聞いている。全部嘘じゃないか。まるで兄の人生のように。

一篇の歌詞を巡る旅に出た兄と、実家にとどまり生活してきた弟。二人の並走する人生は、思わぬ繋がりを見せる。

公演概要

出演

深浦佑太(プラズマダイバーズ)
遠藤洋平

木村愛香音
島田彩華
相馬日奈

廣瀬拓哉

日程・会場

札幌
2018年6月15日(金)〜17日(日)
全5ステージ
扇谷記念スタジオ シアターZOO

三重
2018年7月7日(土)〜8日(日)
津あけぼの座 Aゲキシリーズ

スタッフ

作・演出:弦巻啓太
舞台監督:上田知
照明:秋野良太(祇王舎)
宣伝美術:本間いずみ(Double Fountain)
制作:小室明子(ラボチ)

舞台写真