#6『エブリシング・マスト・ゴー』(2008年)

OVERVIEW

過去に押し流される男女が入り乱れる「清算」コメディ!彼らは逃げ切れるのか?はたまた絡め取られてしまうのか?!「TGR札幌劇場祭 2006」大賞受賞を受け、東京・こまばアゴラ劇場冬のサミット札幌劇場祭枠にて初の東京公演を果たす。その後引き続いて札幌公演も行い、初の長期公演となった。

作品について

選挙投票日の前夜。衆議院議員であり民明党幹事長である徳川典元が、こっそり訪れた愛人の部屋で突然死。駆けつけた二世議員である息子と秘書達はスキャンダルを恐れ、選挙に勝つためにもその死を隠そうとする。しかし、次々に訪れるマンションの管理人や愛人の兄などにより、勘違いが勘違いを呼んで、事態はあらぬ方向に進んでゆく。

公演概要

出演

知北梨沙
石川藍
梅津学
小野優
佐藤春陽菜
谷藤夏紀
工藤康記(劇団ドラマシアターども)
立川佳吾(劇団SKグループ)
温水元(満天飯店)

【東京公演ゲスト】
親泊義朗(Func A ScamperS 009)、大橋美紀(Func A ScamperS 009)

日程・会場

東京
2008年2月23日(土)〜25日(月)
全4ステージ
こまばアゴラ劇場(こまばアゴラ劇場・冬のサミット2007参加)

札幌
2008年2月29日(金)〜3月5日(水)
全8ステージ
扇谷記念スタジオ・シアターZOO

スタッフ

作・演出:弦巻啓太
照明:相馬寛之
音響:大江芳樹(コンカリーニョ)
舞台監督:岩ヲ脩一、小林花絵(かなぎ堂)
制作:石上エリ、小林花絵(かなぎ堂)

メッセージ

本日は、弦巻楽団#6『エブリシング・マスト・ゴー』にお越し頂き、誠にありがとうございます。

のんびりやろう、という当初の想いとは裏腹に、気がつけば早くも6回目を迎えました。本格活動して、いよいよ3年目です。しっかりと、地に足をつけて活動していきたいと思います。何せ小さな集団なので。そう、「活動していく」ことに、覚悟ができました。生活してると、いろんなトラブル・アクシデントに巻き込まれます。そして、他者との関わりの中で、大切なものや、大事にとっておきたいもの、守るべきペースを維持するのは本当に大変だと思うのです。でも、”エブリシング・マスト・ゴー”です。

せめて、楽しくいこうと思います。愉快な音楽を奏でていきたいと思います。胸を張って。出会いと別れを繰り返し。永遠と忘却を都合よく重ねながら。

誰も傷つけたことのない人間なんて存在しないと思います。でも、本当の意味で「他人を傷つけないように」してる、そんな、おそらくは現実には馬鹿をみてる人達が、僕は好きです。

今日は、本当に、ありがとう。ごゆっくり、お楽しみ下さい。

弦巻啓太(当日パンフレットより)