#12『音楽になってくれないか』(2010年)

OVERVIEW

哀しみを昇華も受容も忘却もできない人間への、ただともに微笑み、踊り続けるためのBGMのようなウェルメイド・コメディ。全12ステージのロングラン公演。弦巻は本作で「TGR札幌劇場祭 2010」脚本賞を受賞。

作品について

高校を卒業してから15年間、原因不明の病で眠り続けた霧草圭太は34歳になった2010年に目覚める。心配していた家族たちに歓迎されながら、過去を思い出す。眠り続けた15年間に観ていた夢のこと、高校時代は演劇部員だったこと、そして夢の中でも劇団の代表として脚本・演出をしていたことを——。

受賞

TGR札幌劇場祭 2010 脚本賞

公演概要

出演

井上奈美(Massive 4tsp.)
江崎未来(東区市民劇団オニオン座)
斉藤もと(TUC)
長岡登美子
長沼知志(劇団しろちゃん)
温水元(満点飯店)
吉原大貴(演劇ユニットブレブレイン)
脇田唯(POST)
脇愛美

日程

2010年11月18日(木)〜28日(日)
全12ステージ

会場

扇谷記念スタジオ・シアターZOO

スタッフ

作・演出:弦巻啓太
演出助手:木幡美紗子(劇団ルート1)
演出協力:上田知
照明:相馬寛之
音響操作:坂本竜一(演劇ユニット・ブレブレイン)
映像:上田龍成(星くずロンリネス)
映像制作:髙橋彩華(演劇ユニット・ブレブレイン)
衣装:佐々木青
宣伝美術:藤原柚
制作:弦巻楽団

メッセージ

本日は弦巻楽団#12『音楽になってくれないか』にお越し頂きありがとうございます。

今回は弦長楽団初のロングラン!という試み。どんなことが起こるか正直全くわかりません。僕自身、不安と好奇心で一杯です。ぜひ2度3度と見ていただけたら嬉しいです。双子座ゆえか、こうした相反する気持ちに引き裂かれるのはいつものことです。今年の自分を振り返ってみると前向きさと後ろ向きさ、楽観的な部分と悲観的な部分がいつも同じくらい心を占めています。

今年の自分を振り返ってみると…

2月

まさかのトーク&シングショウ「ウィズ・ユー」

ラフランプ 『まきの家のヒーロー』出演

4月

#11『イクイノックス』 

5月
『歯並びのきれいな女の子』演出助手

6-7月

シアターZ00演劇祭ZO010 プロデュース

7月

札幌ハブニング『追跡ディテクティブ』企画・演出

8月

ツルマキ・アーケストラ!!!『間奏曲』演出

 9月

#11 1/2『ライク・ア・ハリケーン』(VS.KYOTO参加)

10月

滝川市民劇『吐く息より白く、暖かく』脚本

…そして今回へと至る訳です。

去年の後半辺りから、「哀しみ」に創作のフォーカスが向いてきました。何か忘れてる気がしたんです。おい、それでいいのか、と。本当にそれがお前の感じてるものか、と。見えてる光景か、と。そこから今年の挑戦は続きました。色々ありました。勉強もあったし、反省もありました。嬉しいことも、悔しいことも。いつだって過渡期です。完成も、訳知り顔もできません。

楽団も気が付けば12回!あっという間です。機会があると言うのは、ありがたいことです。来年から楽団はまた大きく変わります。変える変えると言って狼少年になっていたHPも来年までに一新します!(有言実行!)

ただ、やりたいことは「ソウル・ミュージック」です。これは変わらない。酷暑と波乱の2010年、残り一月半を笑顔で乗り切るために。

弦巻啓太(当日パンフレットより)